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スーパーローカルヒーロー:ナカムラ(モアリズム)- ただただ頑張っているおっさんが映っているだけ。僕は凄く面白いと思います。

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インタビュー

12月8日にシアターシエマで開催された、映画「スーパーローカルヒーロー」上映会。当日は男女を問わず多くの方が来場

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上映中には笑いがこぼれたり、感動の場面では会場全体が暖かい雰囲気に包まれるなど、好評のうちに終わった。

聞き手:シアター・シエマ 重松さん

スーパーローカルヒーロー

レンタルレコードチェーンから、そのまま名前を残してお店をやりたいと直談判

– この映画に出演されるようになった経緯などを教えて下さい。

ナカムラさん:この映画を撮られた田中監督と福岡で出会いました、2010年頃かな。福岡にある江戸マッチョというお店で、モアリズムがライブをやる時にたまたまいらして、その時『ライブを撮影していいですか』と言われたのが最初の出会いなんですよ。それがきっかけで、映画に出演させていただくようになりました。

– そうなんですね。私はてっきりこの映画の主役といいますか、スポットを当てられている信恵さんつながりで出演されていると思っていました。

ナカムラさん:信恵さんはイベンターでもある方で、手掛けられるイベントに呼んでもらったりしてたんです。別口です。

信恵勝彦
映画の主役であり、広島の尾道にある古民家を利用したレコード・CDショップ『れいこう堂』の店長。
あるときはライブやイベントの準備に、またあるときは人助けに、そしてお店を存続させるための
掛け持ちのアルバイトも。

– 映画の舞台になっている『れいこう堂』はどんなお店なんですか?

ナカムラさん:れいこう堂はレコード・CDショップで凄いマニアックないい物を売っているお店ですね。

れいこう堂は元々、全国にあったレコードチェーン店なんです。昔レンタルレコードってあったんですよ。詳しくは分からないですけど、そのレコードチェーン店が無くなってしまう時に信恵さんも店長の1人で、そのまま名前を残してお店をやりたいと直談判されたらしく、今もこの名前でやっていると。れいこう堂の名前を聞いて知ってる方もいらっしゃいますよ。

スーパーローカルヒーロー

ヒーローというのは怪獣や悪役を倒すのではなく、あなたのそばに居るんだよ。

– 信恵さんとはいつごろ知り合われたんですか?

ナカムラさん:いつの頃かは覚えていないんですが、信恵さんのイベントではなく他の方がやられたイベントで出会いました。その時は確か音響か何かを手伝われていてスタッフの方々が『信恵さん、信恵さん』て言われてたからてっきり女性の方と思ってたんですよ。漢字も信じるに恵むと書くでしょ。でも実際、目の当たりにすると『おっさんかいっ!』てなりましたね。

ファーストコンタクトの印象はおおきかったですね。
でも、信恵さんは凄い情熱的な人で一見無口だから頑固そうに見えるんですよ。口下手だし…たぶんほとんど言いたいことを言えてないと思います。でも付き合っていくうちにだんだんと言いたいことが分かっていくみたいな…面白い人ですよ。

– ナカムラさんは映画に出演されたことはあったのですか?

ナカムラさん:初めての出演です。

– この映画はどんな映画になっていますか?

ナカムラさん:そうですね。地方で頑張っている情熱を心に持ったおじさんの映画ですかね。
この映画のタイトル『スーパーローカルヒーロー』とはヒーローに対するアンチテーゼでもあると、監督の田中さんと話した時に聞いたことがあります。ヒーローというのは怪獣や悪役を倒すのではなく、あなたのそばに居るんだよ。そんなコトを伝えたいんだと思います。

信恵さんは採算なんか度外視で情熱だけでアーティスト呼んでイベントしてて、採算取れなかったらどうすんの?と聞いてもその時はその時みたいな自分がやりたい事に対して突っ走っている。そんな方にスポットが当たるのは素晴らしい事だと思う。僕らみたいなインディーズバンドは足を向けて寝れないですよ。
こんな地味なおっさんが主人公なんて最高だと思います。

スーパーローカルヒーロー

ただただ、頑張っているおっさんが映っているだけ。

– この映画に出演されてみてどうでしたか?

ナカムラさん:そうですね。僕の映っているところは凄く悪意がある編集だと思いました(笑)

映画には僕しか映っていないですけど、実は隣にメンバーが2人いて、そいつらが撮影中に寝ちゃったんですよ。
それで俺もすげぇ眠くなってきて、映画のなかでは態度が凄くでかく映ってしまっている。しかも、使われえているのがインタビュー撮影の時のではなく、撮影が終わった後によもや話ししてる時を使われてますからね。

– ナカムラさんはこの映画をどんな人に見ていただきたいですか?

ナカムラさん:俺は製作側ではないので、こんな人に見てもらいたいといった気持ちはないですけど、個人的には一つの体験として誰にでも見ていただけたらと思います。この映画の試みが面白いので。スクリーンに美男子が沢山映る映像ということでもなく、ただただ頑張っているおっさんが映っているだけ。僕は凄く面白いと思いますよ。
くっすっと笑える場面や、それバカにしてんじゃねぇの?と思えるシーンもあるんで。
信恵さんを写している距離感がまた面白い。

それにしても、監督が僕の扱いがひどいなぁと思いました(笑)

スーパーローカルヒーロー

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