神羅カンパニー:佐賀から世界にサブカルチャーを発信したい

神羅カンパニー
インタビュー

アニメキャラクターを全国の名産品にデザインし、販売まで行う神羅(しんら)カンパニー。

キャラクター商品の制作販売、全国の名産品や伝統工芸品とコラボレーションから、海外向けの商品制作、看板娘のキャラクターデザインなど事業領域は多岐にわたる、神羅カンパニーのCEO松尾佳鷹(よしたか)さんにお話をきいてきました。

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神羅カンパニー

世界一を目指すという意味を込めて。

– 神羅カンパニーさんは変わった屋号ですが、由来を教えていただけますか

2013年10月の設立の際に創業メンバーで話し合い、頭に浮かんだ名前が「神羅カンパニー」です。
この社名には2つの大きな意味を込めています。

1つは、取り扱う全ての商品に神様をモチーフとした商品名を付けたいと考え、それを総称する言葉として『神羅』とつけました。

2つ目はテレビゲーム好きの人はお気づきかもしれませんが、有名なロールプレイングゲームに登場する架空の「世界一のブラック企業」の略称の名前です。ブラック企業ではないのですが、世界一を目指すという意味を込めています。これだけ思いのつまった社名にしたので、名前に恥じることがないよう自分自身への戒めでもあります。

神羅カンパニー

生産者の思いをこのキャラクターと一緒に届ける。

– 商品にキャラクターがつくことで、どのような効果に期待していますか?

まず商品のアイコンとしての役割があり、商品を手に取ってもらえるきっかけになると思います。
このキャラクターは何?と、手に取るアクションが起こりやすいと思いますよ。

– 全ての商品パッケージもデザインされているとの事ですが、デザインの際に心がけている点などはありますか?

生産者の思いをきちんとお聞きし、パッケージをつくるように心がけています。全てのキャラクターは商品を提供いただく生産者様や店舗・企業に関わっている方々の娘さん、つまり看板娘をモチーフにしています。例えば各商品の娘さんが家業を手伝っているイメージで、実家が何かしらのお店をしていて、その仕事を手伝っているお店のお嬢さん。

商品を手に取っただけでは分からない、通常は生産者という枠に収まっている方々が日々、営んでいる人間ドラマの縮図を商品として表現し、生産者の思いをこのキャラクターと一緒に、少しでも多くとどけれるように心がけています。

神羅カンパニー

佐賀県の名産・特産品も多数

– その中で佐賀県の名産品もあると。

はい。全部で約50種類におよぶコラボレーション商品の中で、佐賀県の名産・特産品も数多く存在します。代表的なところで、嬉野茶・うれしの紅茶・小城羊羹・海苔などがあります。個性的な商品パッケージですので、一度目にした方には記憶に残っているかもしれません。

WEBサイトでも販売していますので、気になっている方はこの機会にご覧ください。

 

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佐賀から世界へ向けて展開していく。

– 今後の展開やプロジェクトなどありましたら教えて下さい。

姫美琴プロジェクトを大きくしていくことがひとつ。

姫美琴プロジェクトとは、日本古来の文化をアニメ・漫画・キャラクターを通して表現し、世界に向けて販売やPRしている事業です。

また、肥前夢街道さんや書道家の山口芳水先生といっしょに「忍者 + 書道 + アニメキャラ」をデザインに落とし込んだマグカップと升(マス)を作っています。これがTokyo Otaku Modeと提携する事になり世界へ販売していきます。Tokyo Otaku Modeはアニメやマンガ、コスプレやゲームなど、日本のオタクコンテンツを英語で世界に紹介するサイトです。facebookで約1500万の「いいね!」を集めるほど、世界中で注目されています。

あとは、佐賀県豊玉市という架空の都市を舞台にした「漫画ひめみこ」を連載しています。
ひめみこは弊社のブログでご覧いただけます。

目指すは、佐賀から世界へ向けて展開していくことです。
これからも、ひとつづつ丁寧に取り組んでいきます。

EDIT:YOSHIDA

 

神羅カンパニー

プロフィール

神羅カンパニー

松尾佳鷹

佐賀県武雄市生まれ同市在住。日本大学文理学部国文学科卒業。

本来、作家志望であったが、その一環としてコンピュータやプログラム、美術、経営学など幅広い知識や技術を習得していた経緯から長い間、幅広い業種でICT戦略と企画販売の専門家として歴任。その後、各種官公庁でICTの職員講師経て、佐賀出身者を中心にしたクリエイティブな職人衆団Otsumaの頭領となる。

県内外で中小企業を専門にホームページ製作やICT関連の相談や導入支援、業種枠にはまらない斬新な企画とシステム提案などで、多数の集客・販売販路の拡大や業務の効率化などの多大な実績をあげる。その傍ら、イベンターとして国内外で活躍中の講師を迎えたビジネスセミナーから、音楽や映像をライブ、アーティストプロデュースなど数多く手がけ、更に佐賀県では数少ないキャラクターデザインと商品開発事業を展開、共に実績を上げ成功。その様な多種多様な事業や企業サポートでの実績を積み上げていく中で、地元産業の衰退、若者の地元離れに憂いを感じ、佐賀にオンリーワンな魅力を創り出さないと発展は望めないと株式会社神羅カンパニーを創立。

「既存の常識を覆し、新たな常識を創造する」をキーワードに世界一楽しい企業を目指し、現在は、その手腕を国内から世界全土に向けて発信している。

会社概要

名称:神羅カンパニー
住所:〒849-0931 佐賀県佐賀市鍋島町大字蛎久246‐1 片岡電機工業有限会社 2F
お問い合わせ:TEL:0952(36)5775 / TEL:050(3364)2388 / FAX:0952(43)7032
WEB:shin-ra.co.jp/
facebook:https://www.facebook.com/shinrasaga

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