現代アーティスト池田学氏の日本初となる大規模個展「池田学展 The Pen」を佐賀県立美術館で開催

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佐賀出身で、国際的に活躍する現代アーティスト池田学氏の、日本初となる大規模個展「池田学展 The Pen」を開催、会場は佐賀県立美術館。
池田学の画業をほぼ全てを網羅する約120点が集結、1月20日(金)から3月20日(月祝)の約2ヶ月間にわたり展示される。

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わずか1mmに満たないペンの線から壮大な世界を描き出すアーティスト、池田学(1973~、佐賀県生まれ)。
1日ににぎりこぶしほどの面積しか描き進めることができないという画面は、緻密さと空間の広がりを併せ持ち、現実を凌駕する異世界の光景を私たちに呈示します。
これまで日本をはじめ、韓国、ドイツ、カナダ、アメリカ、ロシアなどでグループ展に参加、2011年にニューヨークで開催された「Bye Bye Kitty!!!」展では、その作品がニューヨーカー誌に「魔法のよう」と評された。また同年に、ニューヨーク・タイムズのアート&デザインの記者が選ぶ、その年に最も世界にインパクトを与えた作品 “Best of 2011” の一つに選出されるなど、国際的に高い評価と注目を集めるアーティストです。
本展覧会は、これまでの池田の画業の全貌を紹介する、初めての大規模個展です。アメリカ・ウィスコンシン州のチェゼン美術館の滞在制作プログラムで3年にわたり制作された巨大な新作《誕生》をはじめ、国内外のコレクターや美術館が所蔵する作品の数々が、池田の出身地・佐賀に集結します。池田作品のほぼすべてを網羅する約120点に新作のスケッチや制作の記録もあわせ、あふれるばかりの池田の想像力の秘密に迫ります。

画面いっぱいに広がる、繊細かつ壮大な宇宙。
わずか1mmに満たないペンの線から描き出される魔法のような世界は、年齢や性別、国籍を問わず、その前に立つ人々を魅了します。

制作に3年をかけたという、タテ3m×ヨコ4mの巨大な新作が日本初公開となるなど、全国的な話題性も高い展覧会です。
期間中は作家が来佐。作家自身によるギャラリーツアーやアウトリーチプロジェクトなど、関連イベントも豊富に開催されます。

イベント概要

日程:2017年1月20日(金)〜3月20日(月・祝)
時間:開館 9:30 / 閉館18:00 (1/27、2/17、3/10 は~20:00)
休館:毎週月曜日 ※3月20日(月・祝)は開館
会場:佐賀県立美術館
住所:佐賀県佐賀市城内1-15-23
料金:一般・大学生1,200円(1,000円)、高校生以下無料
 ※障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
 ※( )内は前売り、団体20名以上、各種割引料金
 ※博・美メール会員、サガン鳥栖ドリームパス会員、Begin会員は割引料金


主催:佐賀県、佐賀新聞社、サガテレビ
共催:朝日新聞社
企画監修:ミヅマアートギャラリー
協力:多久市、ヤマトロジスティクス
後援:佐賀県教育委員会、多久市教育委員会、一般社団法人共同通信社、(株)時事通信社佐賀支局、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NHK 佐賀放送局、NBCラジオ佐賀、エフエム佐賀、FBS福岡放送、RKB毎日放送、TNCテレビ西日本、TVQ九州放送
助成:一般財団法人地域創造

▼チケット取扱い・割引情報
前売券販売所:佐賀県立博物館受付(開館日のみ)、 チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、 佐賀玉屋、ゆめタウン 佐賀、モラージュ佐賀、佐賀市文化会館

関連イベント

  1. 展覧会オープニングセレモニー
  2. 作家・池田学によるスペシャルツアー
  3. 特別講演、クロストーク
  4. あらかしコンサート
  5. 子どものためのワークショップ「池田さんの絵の世界で遊ぼう!」
  6. 県立美術館学芸員によるギャラリーツアー

作家紹介

池田学

1973年佐賀県多久市生まれ。96年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。卒業制作にて紙に丸ペンを使用した独自の細密技法を確立。2000年同大学院修士課程を修了。2011年より文化庁芸術家在外研修員としてカナダ、バンクーバーに滞在。
2013年よりアメリカ、ウィスコンシン州マディソンにあるチェゼン美術館の招聘を受け、滞在制作を行う。圧倒的な細密さと共に、ユニークな感性と創造力溢れる作風で国内外を問わず高い評価を得ている。2014年第25回タカシマヤ文化基金・美術賞を受賞。
近年の主な展覧会に「Garden of Unearthly Delights: Works by Ikeda, Tenmyouya & teamLab」(2014年、ジャパンソサエティギャラリー、ニューヨーク)、「DOMANI・明日展2013」(2013年、国立新美術館、東京)など。


池田学《予兆》2008

池田学

池田学《予兆》2008
紙にペン、インク
190×340cm
撮影:久家靖秀
株式会社サステイナブル・インベスター所蔵
cIKEDA Manabu
Courtesy Mizuma Art Gallery

チラシ

池田学展 The PEN
池田学展 The PEN

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