サガン鳥栖の宿敵・アビスパ福岡が同じJ1に!いま再確認したいクラブのアイデンティティ

おめでとうアビスパ
そのほか

12月6日の「J1昇格プレーオフ 決勝」でアビスパ福岡がセレッソ大阪に1-1の劇的ドロー。セレッソよりリーグ戦の順位が上だったアビスパが、5年ぶりのJ1昇格を決めました。これで来季、サガン鳥栖とアビスパ福岡による九州最大のダービーマッチが実現!J2ではこれまで何度もぶつかってきましたが、J1での激突は史上初めて。九州のJリーグ戦線は新たな時代に突入したと言えるのではないでしょうか。

>> 真の九州ダービー。6年ぶりにしてJ1初の勃発なるか!?

ところで、アビスパがJ2でくすぶっていた中、4シーズンもJ1クラブの座をキープしていたサガン鳥栖。その間、サガンは福岡ソフトバンクホークスとコラボしたり、JR博多駅に広告を出したりと、福岡市方面へもプロモーションの手を伸ばしていました。結果、サガンのファンとなった福岡県民も少なくないはずです。

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博多駅博多口に登場したサガン鳥栖のイベント広告

博多駅博多口に登場したサガン鳥栖のイベント広告

一方、アビスパも経営改革をきっかけに、スポンサー数が激増。地元での地位を取り戻し始めています。チームの強化策は功を奏し、あっという間にJ1昇格という目標を達成しました。長らく不人気クラブのレッテルを貼られていましたが、市民に支えられ、市民を代表するクラブと認められる日は近そうです。

電車で30分の距離しか離れていないサガン鳥栖とアビスパ福岡。果たして共存共栄は可能なのでしょうか。ましてや、サガンはホームタウン人口でアビスパに大きく引けを取ります。九州におけるクラブの存在価値を高めるためには、これまで以上にサガン鳥栖ブランドを発信して、隣県クラブとの差別化を図る必要があると思われます。

皆さんがサガン鳥栖というクラブに誇りを抱き、サガン鳥栖こそ最高のクラブだ、と思える理由。これを、ファン・サポーターが常々発信することで、「サガン鳥栖がどういうクラブなのか」がサッカーに興味の無い人にも徐々に浸透していきます。幸いなことにサガンはJリーグの中でも非常に特徴がはっきりとしたクラブ。そのうち、特に喧伝したいものをピックアップしてみました。

クラブ解散の危機から優勝を狙うクラブへ

小さな街に発足したそのクラブは、過去に消滅の危機に瀕しながらも、J1の舞台で優勝を争えるクラブになりました。そんなサガンの「クラブヒストリー」がTV番組で紹介されると、その感動的なストーリーに視聴者からは大きな反響が。ヨーロッパのクラブに比べたら、日本のクラブはまだまだ歴史が浅いですが、サガンほど濃密な歴史を歩んで来たJリーグクラブは他に無いでしょう。

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なかには暗い出来事もありましたが、せっかく素晴らしいクラブ史を持っているのだから、クラブのアイデンティティとして活かさない手は無いです。なぜサガンのサポーターは「17」番のユニフォームを着るのか。なぜ駅前という素晴らしい立地にスタジアムがあるのか。なぜアウェイサポーターを手厚く迎えるのか。現在のサガン鳥栖を形作った波瀾万丈の歴史を、もっともっと広く伝えていかねばなりません。

団結、反骨心、ハードワーク

サガンの強さを表す時に、よく用いられるフレーズです。厳しい練習に耐え、ピッチで全力を振り絞る姿は、時に勝ち負けをも超越して人々の心を動かします。このスタイルだけは絶対にブレて欲しくない!と、思っていたら、このスタイルでは右に出るものはいない世界的名将フェリックス・マガト氏がやってくる模様。彼が指揮を執る以上、ブレる心配は全くいりませんね!

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>> 終了のホイッスルとともに倒れ込む選手たち。強固な結束と闘志が観客の胸を打つ

幸せな空気に包まれるベアスタ

サガンのホームスタジアム「ベストアメニティスタジアム」は、他のスタジアムに比べて牧歌的とか、観客が穏やかだと言われます。そうなったのは前述のクラブ史に起因しますが、これもサガンのアイデンティティと呼べるでしょう。

>> INTERVIEW:鳥栖サポ・サガン子「鳥栖のファンは眼差しが温かくて、スポーツなのにどこか牧歌的な空気がスタジアムに漂っている」

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近頃何かとJリーグサポーターのネガティブなニュースが取り沙汰されますが、ベアスタではまず起こりえない話です。異なるチームのユニフォームを着た人が、会話したりマスコットと戯れたりする様子はベアスタならでは。アクセスの良さ、スタジアムグルメのクオリティー、ピッチとスタンドの近さなど、来場者にとって嬉しい要素が揃いまくり。純粋にサッカー観戦を楽しみたい老若男女が集まる場として、サガンが世界に誇れるスタジアムです。

しかし、そんなベアスタが、ライバルとの6年ぶりの対戦でどんな空気を醸し出すのか。異なる歴史、異なるアイデンティティを持ったクラブの激突が、今から楽しみでなりません!

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